HiZ-GUNDAM (High-z Gamma-ray bursts for Unraveling the Dark Ages Mission)は、
宇宙最大の爆発である「ガンマ線バースト(GRB)」を利用して、暗黒時代に迫るような初期宇宙を
探査する事が目的のミッションです。赤方偏移 z>7 (130億光年以上の彼方)で発生するGRBを検出し、
すばる望遠鏡や次世代の大型望遠鏡と連携することで、宇宙再電離や重元素合成、星形成の歴史
などの、現代宇宙論の最重要テーマを解明することを目指しています。
2012年4月に宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)に正式なワーキンググループとして認められ、
将来の人工衛星計画として検討を進めています。

 本ミッションはGRBを検出した直後から可視光・近赤外線で追観測を行い、非常に遠方のGRBを
いち早く特定することを目標としています。続けて、残光が明るいうちに大型望遠鏡を用いて
詳細な分光観測を実施し、z>7のGRBに対する高分散可視光・近赤外線スペクトルを取得します。
これにより、宇宙再電離や重元素合成、星生成の歴史など、現在の宇宙論における最重要トピックの
解明を目指しています。