リサージュ図形

1年生の物理ゼミナールで行なった、リサージュ図形の作成です。

x 軸方向と y 軸方向とで、振動周期の異なる振り子を用意します。
例えば、Y の形にしたヒモに重りをつけると、
縦方向にはY字全体で振れ、横方向には下の1本の部分だけで振れます。
振動の周期はヒモの長さだけで決定するので、x 軸と y 軸で異なる振動周期を簡単に作れます。

今回はY字のヒモに塩の入ったボトルを付け、振り子の奇跡を描かせてみました。
画像をクリックすると、短いですが動画が見られます。





このようにして描かれた図形を『リサージュ図形』といいます。
1855 年にフランスの科学者 J.A. Lissajous [1822-1880] が考案したので そのように呼ばれています。

ヒモの長さの比率を変えると描かれる図形の形が変化するのですが、
さすがに 1.5 時間の講義の中ではそこまで扱う事ができませんでした…。

『リサージュ図形』は、数値計算の演習問題として使われることで有名ですが、
目で見た方が直観的に『ピン!』と来ると思ったので実験してみました。
簡単な装置でできますので、試してみてはいかがでしょうか?



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