Ep - Lp 関係式(米徳関係式)

GRBのガンマ線放射のスペクトルは、滑らかに折れ曲がったベキ関数で
記述できます(Band et al. 1993)。下の図のように、縦軸をエネルギーフラックス
で描くと、山のような形になることが一般的です。
この山の頂上に対応するエネルギーを「ピークエネルギー(EpeakまたはEp)」と呼びます。


Yonetoku et al. (2004)の論文では、「Ep が大きなGRBは明るい」という
普遍的な関係を発表しています。これが Yonetoku relation と呼ばれる物です。
下の図のように、Ep と最大光度(peak luminosity = Lp)との間には、
おおよそ Lp ∝ Ep2 の関係が成り立ちます。
どうしてこのような関係が成り立つのかの物理的根拠は明確ではありませんが、
ほぼ全てのGRBに共通して成り立つ性質であることは間違いありません。

星生成歴